Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
もんだと思ったが、何処へ預けると云う処もなく、親類もないというし、仕方がねえから私の家へ連って参って段々様子を聞くと、親御もなく兄弟もないというもんだから、私の娘にするより外に仕様がねえじゃアあんめえじゃねえか」
かく「お惚けなすってはいけませんよ、何だとえ親の行方が知れないから、お前さんは自分の娘にしたとお云いだが、それが立派なお百姓さんの御挨拶でございますかえ、承わりますれば此の村方でもお前さんは名主から何番目へとかへ坐るとかいう立派なお家柄で、田地の三百石もお持ちなさる立派なお百姓さんが、何の挨拶だ、仮令親の行方が知れないと云っても、其の町内に自身番も有れば名主もある事だから、それ/″\へ掛って名主へでも預けて帰らなければ、本当の親切とは云えない、私がこれから彼の阿魔女で少し息をつこうと思って居たに、大事な娘を攫われたお蔭で家を持つ事も出来ないから、岡引に頼んで金を遣い、娘の行方を尋ねて貰ったが知れない、その内漸々山の宿の宿屋で、沼田の是々の二人連の百姓が、斯う云う娘を連れて国へ帰ったと云うから、跡を附けて来て見ると、沼田から三里も引込んだ