Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
「誰?」
と白井刑事。
「皆よく聞いてください。遠藤先生を殺したのは、髭のない、かすれた声の男で、冬は蝙蝠の皮をつなぎ合わして作った襟巻をしています」
「まあ、それなら私の叔父です。叔父は朝鮮にいるはずですのに※(感嘆符二つ、1-8-75)」
と令嬢は叫びました。
この時そばにいた書生の斎藤は、身を翻して逃げだしました。
「それッ」と俊夫君が指をさしだしたので、私は躍りかかって書生を捕まえると、彼は死に物狂いで抵抗しました。
「白井さん、早く斎藤に手錠をかけてください、斎藤は共犯者です」
白井刑事は、どきまぎしながらも、とにかく、俊夫君の言うままに手錠をかけますと、斎藤は死人のように青白い顔をして俯いていました。
と、この時、さっき出ていった小田刑事がはあはあ言いながら入ってきました。
「俊夫君、難なく捕まったよ」
と小田さんは、冬にもかかわらず額の汗を拭き拭き、うれしそうに言いました。
「それは有り難う」
こう言って俊夫君は斎藤のそばに歩み寄りました。
「斎藤君お気の毒だが、犯した罪は引き受けねばならぬよ。さあもう何もかも白状しなさい。蔦屋の青木さん、いやお嬢さんの叔父さんも捕まったそうだから」