Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こさかいふぼくしゅうはしがき

少年科学探偵

小酒井 不木

Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

その夜、帰京の途上、俊夫君は小田さんに向かい次のように語りました。

「凶行を発見したのが市さん、信次郎といっしょに酒を呑んだのが市さん、それから警察で手拭いを盗んだのが間違いなく市さん。で、僕は犯人が市さんだろうと見込みをつけ、一芝居やったのです。市さんが一生懸命に芝居を見ているうしろで、僕はお豊さんが首を絞められる時に、鞄の中の鮒の包みをとりだしてひょいと市さんの肩のそばへ差しだしたのです。

留吉は二三日魚に飢えていたので、すぐにかぎつけてそれを取りにきたのですが、僕が再び鞄の中へ入れたから、市さんが持っていることだと思って、留吉は大いに捜しました。

しかし市さん自身は、留吉が犯人を思い出したと思い、とうとう白状したのです。科学探偵とは、顕微鏡や試験管を使うことばかりを意味するのではありません。物事を科学的に巧みに応用して探偵することも科学探偵なのです」