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Japanische Klassiker mit Furigana

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こさかいふぼくしゅうはしがき

少年科学探偵

小酒井 不木

Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

「あれは毎朝、書生の斎藤さんが冷水浴をするのです」

俊夫君はしばらく考えて、再び尋ねました。

「先生のご親戚はありますか」

「叔父が一人あります。父の弟で、今、朝鮮にいるはずです」

「何をやって見えるですか?」

「何もきまった仕事はやっていないようです。自分で朝鮮浪人だと言っています」

「先生とは違ってよほど変わった人らしいですね?」

「ずいぶん変わり者です。蛇の皮をまいたステッキや、蟇の皮で作った銭入れや、狼の歯で作った検印などを持って喜んでいます」

俊夫君の顔はにわかにうれしそうに輝きました。と、その時、警視庁の白井刑事が一人の青年を連れて入ってきました。令嬢は青年を見て、

「おや、斎藤さん、兄はどうしましたか?」

と尋ねました。

書生の斎藤が答えぬ先に白井刑事は言いました。

「信清さんはまだお帰しできないのです。私はお嬢さんに少しお尋ねがあって来ました」こう言って小田刑事の姿を見て、

「小田君、君は何の用で?」

と言いました。

「俊夫君の案内役さ」

「や、俊夫君、ご苦労様」

と、白井刑事は俊夫君を軽蔑するような口調で言いました。

「お嬢さんの依頼でお邪魔しています。