Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんとしょうねんたんてい
怪人と少年探偵
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 36.648 Zeichen · 74 Bildschirme
ほんとうは、もときたほうへ、にげ出したいのですが、はいってきたドアは、みんなひとりでに、しまってしまってどうしてもひらかないので、おくへすすむほかに、みちはないのでした。へびの部屋から小さいドアをあけて、そとへ出ますと、そこはトンネルのような、せまい通路になっていました。
まっくらです。ふたりは懐中電燈をてらして、すすんでいきました。十メートルもいきますと、上へのぼる、せまい階段があります。地下道から一階へあがる階段でしょう。すると、ここはもう、どこかのやしきの、建てものの下なのかもしれません。
階段をあがると、頭の上を、板戸のようなものが、ふさいでいましたが、さわってみると、よこにすべるようになっていることがわかりました。ここにもかぎはかかっていないのです。
ふたりは懐中電燈をけして、板戸をよこにひらくと、上の部屋に出ました。
うすぐらい、ろうかのようなところです。まどには、あついカーテンがしまっていますが、まだ夕方なので、どこからか、ひかりがもれてくるのでしょう。ふたりは、足おとをたてないように、あるいていきました。
すると、どこかから、人の声がきこえてくるではありませんか。