Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんとしょうねんたんてい
怪人と少年探偵
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 36.648 Zeichen · 74 Bildschirme
おとし穴
ふたりは、だいたんにも、ドアをサッとひらいて中へはいっていきました。
おとし穴
少年探偵団の井上少年とポケット小僧は、地下道から、どこともしれぬ建物にはいり、その中の一つのへやで野村みち子ちゃんをかどわかした怪人と、向かいあって立つことになりました。
へやの正面に大きなデスクがおいてあって、その向こうに、人形のような、ぶきみな顔をもった怪人が、こしかけていました。
デスクの上には、卓上電話があり、そのそばに、ウィスキーのびんと、グラスがおいてあります。怪人はウィスキーを、ちびちびやりながら、みち子ちゃんのおとうさんに、ゆすりの電話をかけていたらしいのです。
「きみたちは、じつに勇気があるねえ。こどもばかりで、マンホールから、このおそろしいうちへしのびこむなんて、いのちしらずだよ。いったい、しのびこんで、どうするつもりだったんだね」
「きみが、あの女の子をどうするのか、見とどけて、たすけ出すためさ。ぼくらは少年探偵団だからね」
井上少年が、すこしもおそれないで、いいました。
「ふうん、かんしん、かんしん。だが、きみたちふたりきりで、そんなことができると思っているのかね」