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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいじんとしょうねんたんてい

怪人と少年探偵

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 36.648 Zeichen · 74 Bildschirme

Aozora Bunko

明智探偵がわらいながらいいますと、紳士人形は、あきらめたように、顔につけていたお面をとって、こちらへ出てきました。

「しかたがねえ。こいつが、にげだそうとするものだから、つい、うごいてしまった。おい、おめえもお面をとるがいい」

すると、人形の中から、もうひとり、モーニングをきた男が、お面をとって、おずおずと出てきました。人形にばけていたのは、このふたりの男と少女だけで、あとは、ほんとうの人形でした。中村警部が、ひとつひとつさわってあるいて、たしかめたのです。

「あんた、野村みち子ちゃんだね」

明智探偵が、少女の手をとって、たずねますと、少女はうなずいてみせました。

「こいつらは、あんたのおとうさんをおどかしていたんだよ。わたしは、おとうさんから、そうだんをうけたので、よく知っている。それで、あんたをたすけにきたんだよ」

こうして、野村みち子ちゃんは、ぶじにたすけ出されました。また、怪人がぬすみためた宝石なども、とりかえすことができたのです。

「きみたちふたりのうち、デパートで宝石をぬすんだのは、どちらだね」明智探偵は、ふたりの男をにらみつけて、たずねますと、せびろの男が、にくにくしげに、こたえました。