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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいじんとしょうねんたんてい

怪人と少年探偵

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 36.648 Zeichen · 74 Bildschirme

Aozora Bunko

お面をとれば

そして、中をのぞくようにして、どなりました。

「だれだっ、そこにいるのは」すると、中から、

「ぼくだよ。ぼくだよ」

といって、ぬっと、顔を出したのを見ると、その頭には、おまわりさんのぼうしをかぶっていました。怪人ではなくて、なかまのおまわりさんだったのです。

やがて、ふたをぜんぶ開いて、おまわりさんが、はいだしてきました。

「怪人は、いま、このむこうの地下道で、つかまりました。もう、だいじょうぶです。ぼくは中村警部さんの用事で、ちょっと、そこまで出かけます」

そういって、いきなり、かけだしていきました。

「つかまったら、もう見はりにもおよばないな」

「いや、いちど、つかまっても、またにげだすことだってある。やっぱり、ゆだんをしないで、見はっていよう」

ふたりのおまわりさんは、もとのように、そこに、しゃがんで見はりをつづけるのでした。

お面をとれば

ここでまた、地下道にもどります。

手足をしばられて、ころがされた怪人は、へんなことを、どなりつづけています。

「ばかやろう。さっきから、あんなにいっているのが、きこえないのかっ。このお面をとってくれ。そうすれば、すっかりわかるんだ。