Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

「お別れするのはいいがね。このボーイ諸君が少々目ざわりだねえ。まず、このふたりと、それから廊下にいるお仲間を、台所のほうへ追いやってもらいたいものだねえ。」

賊は、べつにさからいもせず、すぐボーイたちに、たちさるように命じ、入り口のドアを大きくひらいて、廊下が見通せるようにしました。

「これでいいかね。ほら、あいつらが階段をおりていく足音が聞こえるだろう。」

明智はやっと窓ぎわをはなれ、ハンカチをポケットにおさめました。まさか鉄道ホテルぜんたいが賊のために占領されているはずはありませんから、廊下へ出てしまえば、もう大じょうぶです。少しはなれた部屋には、客もいるようすですし、そのへんの廊下には、賊の部下でない、ほんとうのボーイも歩いているのですから。

ふたりは、まるで、親しい友だちのように、肩をならべて、エレベーターの前まで歩いていきました。エレベーターの入り口はあいたままで、二十歳ぐらいの制服のエレベーター・ボーイが、人待ち顔にたたずんでいます。

明智はなにげなく、一足先にその中へはいりましたが、

「あ、ぼくはステッキ忘れた。きみは先へおりてください。