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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

きみが二十面相だ!

そして、そのだれの目にも見えない怪物の姿が名探偵明智小五郎の目にだけは、はっきりうつっているのでしょうか。

きみが二十面相だ!

大鳥氏はびっくりして、キョロキョロと部屋の中を見まわしました。しかし、賊の姿などどこにも見あたりません。

「ハハハ……、ごじょうだんを。ここにはわしたち四人のほかには、だれもいないじゃありませんか。」

いかにも、戸をしめきった十畳の座敷には、主人の大鳥氏と、老支配人の門野と明智探偵と小林少年の四人のほかには、だれもいないのです。いったい明智は何をいっているのでしょう。頭がどうかしているのではないでしょうか。

「そうです。ここには、われわれ四人だけです。しかし、二十面相はやっぱりこの部屋にいるのです。」

「先生、あなたのおことばは、わたくしどもにはさっぱりわけがわかりません。もっとくわしくおっしゃっていただけませんでございましょうか。」

しらがの老支配人は、オドオドしながら、探偵にたずねました。

「ほう、あなたにもまだわからないのですか。で、あなたは二十面相がどこにいるか、ききたいとおっしゃるのですね。それを言ってもいいですか。」

明智は老支配人の顔をじっと見つめてから、意味ありげにいいました。