Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
おそろしき挑戦状
読者諸君、ひとつ本をおいて、考えてみてください。このコックの異様なゆくえ不明には、そもそもどんな意味がかくされているのかを。
おそろしき挑戦状
戸山ヶ原の廃屋の捕り物があってから二時間ほどのち、警視庁の陰気な調べ室で、怪盗二十面相の取り調べがおこなわれました。なんの飾りもない、うす暗い部屋に机が一脚、そこに中村捜査係長と老人に変装したままの怪盗と、ふたりきりのさし向かいです。
賊はうしろ手にいましめられたまま、傍若無人に立ちはだかっています。さいぜんから、おしのようにだまりこくって、一言も、ものをいわないのです。
「ひとつ、きみの素顔を見せてもらおうか。」
係長は、賊のそばへよると、いきなり白髪のかつらに手をかけて、スッポリと引きぬきました。すると、その下から黒々とした頭があらわれました。つぎには、顔いっぱいの、しらがのつけひげを、むしりとりました。そして、いよいよ賊の素顔がむきだしになったのです。
「おやおや、きみは、あんがいぶおとこだねえ。」
係長がそういって、みょうな顔をしたのももっともでした。賊は、せまいひたい、クシャクシャと不ぞろいな短いまゆ、その下にギョロッと光っているどんぐりまなこ、ひしゃげた鼻、しまりのない厚ぼったいくちびる、まったく利口そうなところの感じられない、野蛮人のような、異様な相好