Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
名探偵の狼藉
ぼくは、つい今しがた、この目で陳列室をずっと見まわってきたばかりなんだぜ。それに、博物館のまわりには、五十人の警官が配置してあるんだ。ぼくのところの警官たちはめくらじゃないんだからね。」
警視総監は、明智をにらみつけて、腹だたしげにどなりました。
「ところが、すっかりぬすみだされているのです。二十面相は例によって魔法を使いました。なんでしたら、ごいっしょにしらべてみようではありませんか。」
明智は、しずかに答えました。
「フーン、きみはたしかにぬすまれたというんだね。よし、それじゃ、みんなでしらべてみよう。館長、この男のいうのがほんとうかどうか、ともかく陳列室へ行ってみようじゃありませんか。」
まさか明智がうそをいっているとも思えませんので、総監も一度しらべてみる気になったのです。
「それがいいでしょう。さあ、北小路先生もごいっしょにまいりましょう。」
明智は白髪白髯の老館長にニッコリほほえみかけながら、うながしました。
そこで、四人は、つれだって館長室を出ると、廊下づたいに本館の陳列場のほうへはいっていきましたが、明智は北小路館長の老体をいたわるようにその手を取って、先頭に立つのでした。