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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

チンドン屋の人たちは、べつにそれをあやしむようすもなく、まっすぐに歩いていくのです。

道化服は、横町へまがると、グングン足をはやめて、女の子を、ちかくの神社の森の中へつれこみました。

「おじちゃん、どこ行くの?」

女の子は、人影もない森の中を見まわしながら、まだ、それとも気づかず、むじゃきにたずねるのです。

「いいところです。お菓子や、お人形のどっさりある、いいところです。」

道化服の男は、東京の人ではないらしく、みょうにくせのあるなまりで、一こと一こと、くぎりながら、いいにくそうにいいました。

「お嬢さん、名まえいってごらんなさい。なんという名まえですか。」

「あたち、タアちゃんよ。」

女の子は、あどけなく答えます。

「もっとほんとうの名まえは? おとうさまの名は?」

「ミヤモトっていうの。」

「宮本? ほんとうですか、篠崎ではないのですか。」

「ちがうわ。ミヤモトよ。」

「では、さっき遊んでいたうち、お嬢さんのうちではないのですか。」

「ええ、ちがうわ。あたちのうち、もっと小さいの。」

それだけ聞くと、道化服の男は、いきなりタアちゃんの手をはなして、お面の中で、「チェッ。