Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
おまえも知っているように、この宝石は、一昨年、中国へ行った時、上海である外国人から買いとったものだが、その値段がひどくやすかった。時価の十分の一にもたらない、五万七千円という値段であった。
わたしは、たいへんなほりだしものをしたと思って、喜んでいたのだが、あとになって、別のある外国人がソッとわたしに教えてくれたところによると、この石には、みょうないんねん話があって、その事情を知っているものは、だれも買おうとしないものだったから、それで、こんなやすい値段で、手ばなすことになったのだろうというのだ。
そのいんねん話というのはね……。」
おとうさまは、ちょっとことばを切って、ふたりにもっとそばへよるようにと、手まねきをなさいました。
始君は、少しおとうさまのほうへひざを進めましたが、なんだかおそろしい怪談を聞くような気がして、背中のほうがうそ寒くなってきました。気のせいか、いつも明るい電灯が、今夜は、みょうにうす暗く感じられます。
「この宝石は、もとはインドの奥地にある、ある古いお寺のご本尊の、大きな仏像のひたいにはめこんであったものだそうだ。始は学校で教わったことがあるだろう、白毫というものだ。