Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
」
羽柴君は、みんなにそうささやいておいて、建物の裏手のほうへはいっていきました。一同、そのあとにつづきます。
裏手へまわってみますと、案のじょう、二階の一室に電燈がついていて、窓が明るく光っています。しかし、二階ではのぞくことができません。
「なわばしごをかけようか。」
ひとりの少年が、ポケットをさぐりながら、ささやきました。少年探偵団の七つ道具の中には、絹ひもで作った手軽ななわばしごがあるのです。まるめてしまえばひとにぎりほどに小さくなってしまうのです。
「いや、なわばしごを投げて、音がするといけない。それよりも肩車にしよう。さあ、ぼくの上へ、じゅんに乗りたまえ。羽柴君は軽いからいちばん上だよ。」
桂正一少年は、そういったかと思うと、洋館の壁に両手をついて、ウンと足をふんばりました。よくふとった相撲選手の桂君は、肩車の踏み台にはもってこいです。つぎには、中くらいの体格の一少年が、桂君の背中によじのぼって、その肩の上に足をかけ、壁に手をついて身がまえますと、こんどは身軽な羽柴君が、サルのようにふたりの肩をのぼり、二番めの少年の肩へ両足をかけました。