Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
ふたりのインド人は、すわったまま、壁の仏像に向かって、しきりと礼拝しているのです。ひょっとしたら、小林少年と緑ちゃんとを、魔法の力で祈り殺そうとしているのかもしれません。
見ているうちに、背中がゾーッと寒くなってきました。これが東京のできごとなのかしら、もしや、おそろしい魔法の国へでも、まよいこんだのじゃないかしら。羽柴君はあまりのきみ悪さに、もう、のぞいている気がしませんでした。
急いであいずをおくると、下のふたりにしゃがんでもらって、地面におり立ちました。そして、やみの中で顔をよせてくる六人の少年たちに、ささやき声で、室内のようすを報告しました。
「いよいよそうだ。あんなにバッジが落ちていたうえに、ふたりのインド人がいるとすれば、ここが、やつらの巣くつにきまっている。」
「じゃ、ぼくたちで、ここの家へふみこんで、インド人のやつをとらえようじゃないか。」
「いや、それよりも、小林団長と緑ちゃんを助けださなくっちゃ。」
「待ちたまえ、はやまってはいけない。」
口々にささやく少年たちをおさえて、桂正一君が、おもおもしくいいました。
「いくら大ぜいでも、ぼくたちだけの力で、あの魔法使いみたいなインド人を、とらえることはできないよ。