Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
二十面相とコックとは、手をつなぐようにして、屋根の頂上近くに立ちはだかっていました。大屋根にはいあがった警官たちは、それを遠まきにして、捕縄をにぎりしめ、ゆだんなくジリジリと賊にせまっていきます。
「ワハハハ……。」
やみの大空に、気ちがいのような高笑いが爆発しました。賊たちは、この危急のばあいに、何を思ったのか、声をそろえて笑いだしたのです。
「ワハハハ……、ゆかいゆかい、じつにすばらしい景色だなあ。ひとり、ふたり、三人、四人、五人、おお、登ってくる、登ってくる。おまわりさんで屋根がうずまりそうだ。
諸君、足もとに気をつけて、すべらないように用心したまえ。夜露でぬれているからね。ここからころがり落ちたら、命がないのだぜ。おお、そこへ登ってきたのは、中村警部君じゃないか。ご苦労さま。しばらくだったねえ。」
二十面相は傍若無人にわめきちらしています。
「いかにもわしは中村だ。きさまも、とうとう年貢をおさめるときがきたようだね。つまらない虚勢をはらないで、神妙にして、最後を清くするがいい。」
中村係長は、さとすようにどなりかえしました。
「ワハハ……、これはおかしい。