Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
奇妙なはかりごと
この少女は、かぎのかけてある板戸を、どうしてひらくことができたのでしょう。いや、それよりも、まだやとわれたばかりの小娘のくせに、なんというあやしげなふるまいをするやつでしょう。
大鳥氏も店員も、まだ、このことを少しも気づいていないようですが、わたしたちは、この少女の行動を、ゆだんなく見はっていなければなりません。
奇妙なはかりごと
「あと、もう三日しかないぞ。」
てのひらに書かれた予告の数字に、主人大鳥氏はすっかりおどかされてしまいました。
賊は黄金塔の部屋へ苦もなくしのびいったばかりか、ねむっている主人のてのひらに、筆で文字を書きさえしたのです。
板戸と非常ベルの二つの関所は、なんの効果もなかったのです。
このぶんでは、第三の関所もうっかり信用することはできません。魔術師二十面相にかかっては、どんな科学の力もききめをあらわさないかもしれません。二十面相は何か気体のようにフワフワした、お化けみたいなものに、変身しているとしか考えられないのですから。
大鳥氏はさまざまに考えまどいながら、黄金塔の前にすわりつづけていました。一刻も目をはなす気になれないのです。