Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
」
今こそ、大鳥氏にもいっさいが明白になりました。腹話術というものがあることは、大鳥氏も話に聞いていました。さいぜんからの声が、みんな腹話術であったとすれば、すっかりつじつまがあるのです。天井や床下などをあれほどさがしても、二十面相の姿が発見されなかったわけが、よくわかるのです。それでは、やっぱり二十面相は門野老人に化けているのでしょうか。
大鳥氏はまだ半信半疑のまなざしで、じっと門野老人を見つめました。門野老人はまっさおになっています。しかし、まだへこたれたようすは見えません。顔いっぱいにみょうなにが笑いをうかべて、何かいいだしました。
「腹話術ですって、おお、どうしてわたくしが、そんな魔法をぞんじておりましょう。明智先生、あんまりでございます。このわたくしがおそろしい二十面相の賊だなんて、まったく思いもよらぬ、ぬれぎぬでございます。」
ところが、この老人のことばが終わるか終わらぬに、部屋の板戸を、外からトントンとたたく音が聞こえてきました。
「だれだね。用事ならあとにしておくれ。今はいって来ちゃいけない。」
大鳥氏が大声にどなりますと、板戸の外に意外な声が聞こえました。