Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
「たいへんです……。自動車が三台、おまわりがうじゃうじゃ乗っているんです……。二階の窓から見ていると、門の外でとまりました……。早く逃げなくっちゃ。」
ああ、はたしてピッポちゃんは使命をはたしたのでした。そして、小林君の考えていたよりも早く、もう警官隊が到着したのでした。地下室で、このさわぎを聞きつけた少年探偵は、うれしさにとびたつばかりです。
この不意うちには、さすがの二十面相も仰天しないではいられません。
「なに?」
と、うめいて、スックと立ちあがると、おとし戸をしめることもわすれて、いきなり表の入り口へかけだしました。
でも、もうそのときはおそかったのです。入り口の戸を、外からはげしくたたく音が聞こえてきました。戸のそばに設けてあるのぞき穴に目をあててみますと、外は制服警官の人がきでした。
「ちくしょうっ。」
二十面相は、怒りに身をふるわせながら、こんどは裏口に向かって走りました。しかし、中途までも行かぬうちに、その裏口のドアにも、はげしくたたく音が聞こえてきたではありませんか。賊の巣くつは、今や警官隊によって、まったく包囲されてしまったのです。