Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
「そうです。早くはしごをおろしてください。」
と叫ぶのでした。
いっぽう、階下の部屋部屋は、くまなく捜索されましたが、賊の姿はどこにも見えません。
「小林君、二十面相はどこへ行ったか、きみは知らないか。」
やっと地下室からはいあがった、異様な衣姿の少年をとらえて、中村係長があわただしくたずねました。
「つい今しがたまで、このおとし戸のところにいたんです。外へ逃げたはずはありません。二階じゃありませんか。」
小林少年のことばが終わるか終わらぬかに、その二階からただならぬさけび声がひびいてきました。
「早く来てくれ、賊だ、賊をつかまえたぞ!」
それっというので、人々はなだれをうって、廊下の奥の階段へ殺到しました。ドカドカというはげしい靴音、階段をあがると、そこは屋根裏部屋で、小さな窓がたった一つ、まるで夕方のようにうす暗いのです。
「ここだ、ここだ。早く加勢してくれ。」
そのうす暗い中で、ひとりの警官が、白髪白髯の老人を組みしいて、どなっています。老人はなかなか手ごわいらしく、ともすればはねかえしそうで、組みしいているのがやっとのようすです。
先にたった二―三人が、たちまち老人に組みついていきました。