Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
それを追って、四人、五人、六人、ことごとくの警官が折りかさなって、賊の上におそいかかりました。
もうこうなっては、いかな凶賊も抵抗のしようがありません。みるみるうちに高手小手にいましめられてしまいました。
白髪の老人が、グッタリとして、部屋のすみにうずくまったとき、中村係長が小林少年をつれてあがってきました。首実検のためです。
「二十面相は、こいつにちがいないだろうね。」
係長がたずねますと、少年はそくざにうなずいて、
「そうです。こいつです。二十面相がこんな老人に変装しているのです。」
と答えました。
「きみたち、そいつを自動車へ乗せてくれたまえ。ぬかりのないように。」
係長が命じますと、警官たちは四ほうから老人をひったてて、階段をおりていきました。
「小林君、大手がらだったねえ。外国から明智さんが帰ったら、さぞびっくりすることだろう。相手が二十面相という大物だからねえ。あすになったら、きみの名は日本中にひびきわたるんだぜ。」
中村係長は少年名探偵の手をとって、感謝にたえぬもののように、にぎりしめるのでした。
かくして、たたかいは、小林少年の勝利に終わりました。