Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.646 Zeichen · 48 Bildschirme
五月二日
五月三日
五月四日
五月五日
○市内特別郵便6厘であったものが一銭五リになった由。紙十一円であったものが十七円になった由。こういう切手も歴史的な見本となった。
〔欄外に〕
曇天、驟雨。二階に夜具を乾してあったのを知らずにぬらした。
一九三五年の五月一日にも驟雨があって、昭和橋の辺で行列を見物していた私共は、雨の中をかけ乍ら銀座の支那料理へかけ込んだのを思い出す。
五月二日(日曜)雨夕方から晴、夜は星夜になった。
山本有三について書きはじめた。視点がきまったので、比較的すらりと書ける。
〔欄外に〕
天文草を十買って来て前の羽目のところにG子植える。
朝顔の苗をも植え、金蓮花の苗も。そして日記の上のところを見たら八十八夜とある。
五月三日(月曜)
〔欄外に〕国鉄動揺す。
五月四日(火曜)
○仕事は溶鉱炉なり。溶鉱炉に火が絶えぬと同じに、仕事も絶えるのはいけない。一ヵ月近くろくに何も書かなかった。その前にひどく仕事をしたあとだったので猶更つかれが出て、ボッとなって調子が出るまでにつらかった。
五月五日(水曜)
山本有三論「山本有三氏の境地」39枚終る。大変熱心に書いた。
書いた後も何だか余韻が心にのこっている感じ。