Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.646 Zeichen · 48 Bildschirme

Aozora Bunko

九月四日

九月五日

九月六日

九月七日

○気候がこの三四日いなかったうちにすっかり秋めいて来た。蚊がへった。

○太郎、ああちゃんさわぎを比較的しない。大助かりである。

○小田原の特高来る。三十分ばかりいてかえる。

○八月中には七十余枚しか仕事をしていない。七月は百枚ぐらい。人の一生が「その活動と日附」という風に描かれる程充実していたらどんなによいだろう。

〔欄外に〕

曇天。きょう緑立つ日なり。汽車の中から速達をよこしてかえりたくなったといって来たよし。

九月四日(土曜)

○臨時議会。支那事変軍費二十億二千二百七十万円也

○ムッソリーニは二十四日にローマを出て、ヒットラーに会いにゆく由。警保局長がベルリンに行って警戒の打合わせをした由。

○シベリアにおける反革命分子の活躍盛の由。サヨーデスカ

九月五日(日曜)

〔発信〕二十九信

『自由』への原稿「全体主義への吟味」19枚書く。

夜、寿江国と来る。

九月六日(月曜)

咲、朝かえる。あっちの方では空襲の本気の警戒をしている由。

パン切ナイフをおみやげにくれた。うれしい。大いにうれしい。

九月七日(火曜)

ジャングル Book を一日読みとおした。久しぶりで又面白い。