Japanische Klassiker mit Furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lesen Sie 植物記 (しょくぶつき) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 165.848 Zeichen · 327 Bildschirme
実際は中々凝ったもので、見る人が見れば真価が分るが、普通の人には分らないから、ちょっと損するところがある。古代の紫根染の知識が足りない。まあ他人が見てくれようがくれまいが自分さえ承知なれば宜い訳です。茜染もそうですがこれを見ると、まるで紅の色に染めたようなもので、少しオレンジ掛かって居る。これに他の色を加味すれば赤いものが出来る。私共の子供の時分には蚊帳の縁に赤い木綿が附いて居りましたが、あれを俗に茜の木綿と言って居った。あれは本当の茜ではない。スオウの煮出した汁で凧などが赤く染めてありますが、あのスオウで染めた木綿布をその時分はスオウとはいわずに茜染といって居った。だから私共小さい時には、茜染というのはあんな赤いものだと思って居ったところが、豈図らんやこういう色をして居る。これで御覧の通り茜の染物は悉く絞です。紫根染も悉く絞です。もっと研究したらこれに模様を置くことが出来るかも知れんが、今の所では絞にするより外仕方がないのであろうと思います。
これを染めるには、私は詳しい事は知りませんが、紫根……といってもムラサキの根の皮が非常に染料を持って居る。