Japanische Klassiker mit Furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lesen Sie 植物記 (しょくぶつき) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 165.848 Zeichen · 327 Bildschirme
ツラツラツバキ
ハリ
ヒノキは支那に無い樹だから従て支那名があるはずがない。
ヒノキは火の木の義で、この材を他の木と摩り合わすと自然に発火するのでこの名がある。日本の古代人は多分このヒノキで火を出したであろう。
伊勢の大神宮では今日でもヤマビワの木で錐の様にヒノキをもんで発火させ、これを御神火として神前へ供する儀式がある。
ヒノキは山中に生ずる常緑の喬木で、多く枝を分ち葉は小形で小枝の両側に連着し、緑色で下面に微しく白色を有する事がある。春時枝上に長橢円形黄褐色の細花穂を群着し、多量の黄色花粉を散出する。毬果は球形で直径三分許りこれまた枝上に群生し、秋になって熟すれば褐色と成り、堅い数鱗片を開いて褐色種子を散ずる。材は良好で建築に賞用せられ質密で色白く木の香が高い。
ツラツラツバキ
巨勢山乃 列列椿 都良都良爾 見乍思奈 許湍乃春野乎
ツバキの木が沢山連なり続いて茂り、花も咲き満ちているのをいったものである。ツバキは下文に詳説がある。
ハリ
引馬野爾 仁保布榛原 入乱 衣爾保波勢 多鼻能知師爾
ハリはハリノキで今日では普通にハンノキと呼んでいる。従来これに赤楊の漢名が充ててあれどこれは誤りであると思う。