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Japanische Klassiker mit Furigana

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

Lesen Sie 楽聖物語 (がくせいものがたり) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 193.667 Zeichen · 381 Bildschirme

Aozora Bunko

孤高の姿

続く幾つかの室内楽や美しい歌曲の数々は、友人達に励まされてとにもかくにも世に送り出されたが、当時は誰も顧みるものはなかった。ブラームスを理解するために、ヨーロッパの楽壇は掛値なしに三十年あるいは五十年の歳月を必要としたのである。

孤高の姿

ブラームスが音楽の都ウィーンを訪ね、そこに定住する気になったのは一八六二年のことである。モーツァルトやベートーヴェンやシューベルトが光輝ある一生を託したウィーンの魅力はブラームスを強く牽きつけたのであろう。

ブラームスのウィーンの生活はピアニストとしても作曲者としてもとにもかくにも成功であった。唱歌学校の合唱長としての二年間は、不羈なブラームスとしてはむしろ不思議に落着いた仕事であると言ってよい。その後数々の器楽曲と、傑作「永遠の愛」や「五月の夜」を含む歌曲集が公にされ、一八六六年には有名な傑作「ドイツ鎮魂曲」が完成した。

これは旧き師友シューマンの死を偲び、新たに失った母の死を悼んで、ブラームスが心魂を傾けた作で、ドイツ語で書かれた最初の「鎮魂曲」であり、最も芸術的な宗教音楽の一つとして有名である。しかしその楽友協会における初演は決して成功とは言い難く、この曲を成功に導いたのは、それから二年後、ブラームス自身がブレーメンの寺院において指揮した時からで、今ではドイツ国民