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Japanische Klassiker mit Furigana

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

Lesen Sie 楽聖物語 (がくせいものがたり) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 193.667 Zeichen · 381 Bildschirme

Aozora Bunko

シューベルトの作品とそのレコード

さらに伴奏部に背景としての重要な役目を持たせ、ここに詩と歌と伴奏との三位一体の理想を異現し、音楽と詩との有機的な結合を果したのである。

シューベルトの歌曲は全く独自の美しきに溢れる。傑作は「美しき水車小屋の乙女」二十曲、「冬の旅」二十四曲、「白鳥の歌」十四曲のほかに、一曲ずつ独立したものとしては、「さすらい人」「魔王」「鱒」「死と乙女」「汝こそ我が憩い」「連祷」――等、限りもない。

この世にシューベルトの音楽のあることはなんという幸福なことであろう。シューベルトの歌曲の良さは言うまでもないが、「未完成交響曲」一曲を護るために、私はあらゆる交響曲を捨てても惜しくない――とまでに極論したことさえある。

「鱒の五重奏曲」「死と乙女の四重奏曲」を始め多くの室内楽、可憐なピアノの「即興曲」まで、シューベルトの音楽は、いつでもわれわれの身近に、愛と美と輝きとを、惜しみなく撒き散らしてくれるのである。

シューベルトの作品とそのレコード

シューベルトの音楽が、いかにわれわれに親しい存在であるかは繰り返して書いた。そこには比い稀なる美しさと、溢るるばかりの愛情とがある。