Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

Lesen Sie 楽聖物語 (がくせいものがたり) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 193.667 Zeichen · 381 Bildschirme

Aozora Bunko

従って、「新世界交響曲」には黒人霊歌の旋律が採り入れてあると言われ、多くの人はそれを信じているが、ドヴォルシャーク自身は「インディアンまたはアメリカの旋律を使用しているなどはでたらめも甚だしい」と言い、この曲の旋律はアメリカのものではなくて故郷ボヘミアのものであると断言し、あるいはロシアの一地方のものとの説をなすものさえある。

とにもかくにも、「新世界交響曲」を特色づける郷愁は、ドヴォルシャークの個性的なもので、私はむしろドヴォルシャークのあらゆる作曲に、これを観取し得ることを強調したい。従ってこれを、黒人がその故郷アフリカに対する血の郷愁と見るもよく、アメリカインディアンの、白人到来以前の大草原に対する郷愁と言うも妨げず、また、ドヴォルシャークが故郷ボヘミアに対する、やるせなき郷愁と観じていっこう差しつかえないわけである。善良で、弱気で、人間と自然とを愛せずにいられなかったドヴォルシャークは、「新世界交響曲」その他の作曲において、「人類の原始生活へのあこがれ」を描いたものとしても首肯けるものがあると思う。社交と、偽善と、虚礼と、駈引と、繁雑きわまる現代生活は、ドヴォルシャークにとっては、相当荷厄介なものであったに違いない。