Japanische Klassiker mit Furigana
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ほうそうやわ
法窓夜話
穂積 陳重
Lesen Sie 法窓夜話 (ほうそうやわ) von 穂積 陳重 (ほづみのぶしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 136.325 Zeichen · 264 Bildschirme
或人怪んでその故を問うた。重宗答えて、「凡そ裁判には、寸毫の私をも挟んではならぬ。西方を拝するのは、愛宕の神を驚かし奉って、私心萌さば立所に神罰を受けんことを誓うのである。また心静かなる時は手平かに、心噪げば手元狂う。訟を聴きつつ茶を碾くのは、粉の精粗によって心の動静を見、判断の確否を知るためである。なおまた人の容貌は一様ならず、美醜の岐るるところ愛憎起り、愛憎の在るところ偏頗生ずるは、免れ難き人情である。障子を閉じて関係人の顔を見ないのは、この故に外ならぬ」と対えたということである。
大正四年の夏より秋に掛けて上野不忍池畔に江戸博覧会なるものが催された。その場内に大岡越前守忠相の遺品が陳列してあったが、その中に子爵大岡忠綱氏の出品に係る鑷四丁があって、その説明書に「大岡越前守忠相ガ奉行所ニ於テ断獄ノ際、常ニ瞑目シテ腮髯ヲ抜クニ用ヒタルモノナリ」と記してあった。その鑷は大小四丁あって、その一丁は約七寸余もあろうかと思われるほどで、驚くべき大きさのものである。その他の三丁も約五寸乃至三寸位のもので、今日の普通の鑷に較べると実に数倍の大きさである。芝居では「菊畑」