Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 229.387 Zeichen · 453 Bildschirme

Aozora Bunko

で芥川賞をとった人です。

新日本文化の会宛にその原稿が送られて来て、そこには『改造』関係のものがいるので(中山省三郎だともいう話)すぐ『改造』がのせた。『中公』であわてているのを知って情報部か何かにつとめ日本青年外交協会という(原勝が主になっている)ところで働いているのがそれならと上田広の「鮑慶郷」という小説を世話をしてのせた。

「麦と兵隊」はあくどいこしらえもののあとに出たものですから、それだけで人を引きつける本当さを買わせます。いろいろの現象の、とりあげられている範囲の現象は誇張なく熱心にこまかく記されています。所謂現地報告が昨秋の流行となって、さまざまのいい加減なものを見せた。石川達三は腕達者なところを一つ揮って看板絵のような小説をつくったらしいが、これは発禁となり、目下編集責任者・作者・名儀人が法律問題にかかっている。久米正雄のような人は、こういう時勢になると却って石川達三のような人がたのもしくなって来る、というような時代ですが、そういう所謂玄人の通俗作家的な歎息はともかく、一般の人はやはりこしらえものは好かぬ、小説の代用品は好かぬ。スフ小説は求めていません。