Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 229.387 Zeichen · 453 Bildschirme
そして食事。このとき、出かけたあとにたのむ用事を話す。さて、どうお天気は、降るだろうか、そんなことを云いながら着物を着かえて、出かける。これが八時から八時十五分すぎまでの間です。
上り屋敷の田舎びた駅で、この頃は鋼鉄色になりはじめた欅の梢など眺めながら電車を待ってのって、池袋。そこからバスで消防前。野っぱらが日毎に秋枯れて来て、夏は見えなかった小径が黒く朝つゆの間に眺められる景色など印象ぶかく眺めながら休憩所へ着いて、願紙へ書くのが、九時十五分前から九時ごろ。七時半受付とはり出してはありますが、いつかその通りやって大変時間を無駄にした。紙をよこす場所の人は八時でなければ現れず。第一回の呼出しは九時十五分前です。八時に行けば第一回の分に入るが、殆ど一時間待つことになります。
順調に行けば、それからお会いして、うちへ殆ど十時すこし過には帰ります。一寸休んで、おひるにパンをたべて、午後は、勉強か、お客か。用事で巣鴨からじかによそへ廻るか。夕飯六時―六時半。それからこのごろは教課書をよみます。九時前後にお風呂に入り、すぐ二階へあがってしまう。スタンドをつけて暫く横になっていて、落付いてから計温して、眠る。