Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 229.387 Zeichen · 453 Bildschirme
十一月二十五日夜
人事の関係について考えて居ます。首尾一貫したものによって動かず、人間の多くは、妙に凸凹したもののひっかかりで互に動いている。そう感じます。自分の気持からだけ動き、袖の下をかいくぐってあちこちするようなやりかたについて、一組の人々に快よからぬ感情もありますが、それには身をまかせず、そこから学び得るものを自身としては学びとろうと思います。月曜日には何とかわかるでしょう。
さて、十七日づけのお手紙に答えて。勉強は元より十一月一杯などでやめようとは思って居ません。これは前便にも書いた通り、いかにも面白いし、生々と吸収されるし、ねうちは益※(二の字点、1-2-22)明瞭となって来るし、総合的なものの中核となるし、順につづけて行きます。只今はオイゲン批判の最後の部にかかっています。傍ら書きたいという気持。勉強の一つとして。
今の我々の生活の時期をこの頃のようにしてたゆみない計画で経過してゆくことは実に大切なことだと痛感して居ます。知るということは謙遜になる最大の原因ですから。同時に、いろいろの現象の根底にふれ、その動きの関係をつかみ得る唯一の力をも与える。御褒美について、「今はとても未だ未だ也」