Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 289.044 Zeichen · 575 Bildschirme

Aozora Bunko

と云ったら「キットモットオッキイと思ってるんだネ」と云っていました。太郎も返事をかくそうです。この頃幼稚園でぬり絵をやります、印刷した輪廓に色をぬるのですが、色感がよくて面白いので、かざったりしています、あの位の子の絵はなかなかおもしろい、小学へ入ると凡化します。太郎は今はオンチなの。歌は下手。ですから、絵を着目されている次第なのです。あか子は、大分真白がましになりましたが、余りおっとりしていて、すこし心配な由です。成程そう云えばそういう表情よ。美しいし可愛いしいいのですが、パッチリしたところなく、春風駘蕩で頭の中もそうかもしれません。「はしきやし」はいそがしい最中で、とても色紙買いにゆけず、そのままです。いずれかいてやりましょう。

明日はおめにかかりにゆきます。それから多賀ちゃんの黒子の医者へつれてゆきます。一人でやると、どうも心配で。それから病人を二人見まわなければなりません。もうもう宿題なの。そうしているうちに又仕事がはじまりますから。この三四日はそんなことをして大いにのーのーとして休みます。風が激しくて、いかにも三月ですね。外へ出るのは困ること。