Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 289.044 Zeichen · 575 Bildschirme
覚えていらっしゃるでしょうか、いつか夜中勉強していておなかすいて来てゆで玉子をこしらえたら、何かの工合でむいたらカラについてしまって、まるでデコボコな妙な風になってしまったことがあったでしょう、あのとき、あなたへーんな顔して見ていらしたけれど、とうとうあがらなかったことがありました。私はよくそれを思い出して、様々に人間の心の本人もはっきりは自覚しないようなニュアンスの面白さ、女はそれをたべるという気持のうちにあるつまらなさ、いろいろ思うのですが、このスフ足袋物語には、あなたのそういう自然なところが感受性のままに流露していて、本当にあなたらしい。こういうものをよむとうれしい気がいたします。そして私へ下すった二十四日の分をよみくらべたり、二十六日のその分をよみくらべたりして、あっちやこっちから眺めるように楽しんでいるというわけです。
ああそれから、てっちゃんに話していらっしゃる三省堂の『英独仏白図解字典』というのは、これはドーソンのを訳したものか、まねしたものではないの?
十八日も土曜日で、それは結構ですが、土曜日の次は日曜日であるというのは私にとって不便です。