Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme
人間生活についてのそういう粗朴さ、一般になかなか在ります。そして、そこから様々の行きちがいをも生じるのね。余り単純にしか心のニュアンスがないと、その一つのものにいろいろの感情を統一させてゆくだけの生活実力がなくて、却って、それとこれ、それとあれ、という風にバラバラに扱って、始末に負えないことにしてしまうのねえ。よられた糸のようであるからこそ、一つとなって切れないという生活相への叡智がかけると、たくさんの困ったことが出来ます。人の味は大切ね、最も高い内容において益※(二の字点、1-2-22)大切です。味がどうであるかということが、とりもなおさず現実には善意の内容、表現と思考の素質ということになるのだから。そういう意味では、作品の味いと同じことですね。
隆治さんへ本を送ること承知いたしました。お金にしてやることも。
早起のこと。ニヤリとしてしまいました。これも一つ久しぶりに知りたいものだね、なんて、気味のわるい。
この間うち、寝坊と顔にかいてあったのは、夜をやたらに更かしているのではなくて、いいかげんに床に入ってもなかなかあれこれと頭の方が眠らなかったからのことです。