Japanische Klassiker mit Furigana
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme
しかたがないではないかという気がします。動かすことのできない。善いとか悪いとかいえないものであります。それが一つの実相であります。「実相観入」ということは、芸術のほうではよくいいます。つまり実相をみてそのなかにはいる実相というものはどんなものか。これが実相だということはできませぬが、とにかくある。ないならばそういうことはいえませぬが、実相とは何かというと、どうしても答えられない。それがほんとうである。言葉というものは概念でありまして、ものを抽象的に分析して、はじめて成立するものである。けれども実相というものは具体的な、概念で分析しない。是非善悪を判断しない。そこにあるがままの丸彫りの状態であります。言葉は概念でありますから、それで現わすことができないのは当然のことであります。
こうした実相の現われた芸術や歌が、われわれをなぜ動かすかということを考えてみましても、実相というものにはある不可説な、言葉でいえないある感じがあるからであると思います。それはどういうようにいったらよいか、たとえば私が熱海におりますときに釣り堀がありまして釣りにいった。そうするとそこにタイがかかったわけであります。