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Japanische Klassiker mit Furigana

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せいかつといちまいのしゅうきょう

生活と一枚の宗教

倉田 百三

Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme

Aozora Bunko

物事の判断と宗教的立場

だからむしろ抹香くさい感じを取り去ってしまうほうがよい。

何でも自分の生活に必要でないものを持っているはずはありませぬ。宗教というものが人間の生活に必要でないならば、宗教というものは何も問題とする必要はない。日々の生活になくてはならないもの、人と和らぐうえにおいて、また闘ううえにおいて、あらゆるうえにおいて、宗教というものはなくてはならないものである。宗教の必要があるか、ないかということが問題になるはずがないのでありまして、生活即宗教であります。生きることが信仰でありまして、生きることと密接な関係があるくらいなことではないのであります。

物事の判断と宗教的立場

この宗教が伝統的に抹香くさく考えられ、今日宗教のほんとうの本質が理解されていない。それを私はじつに残念に思うのであります。ですからしてこの日々の生活のどういうところをもってきても、それはかならず宗教と関係がないはずはない。たとえば満蒙の問題でも、自分の息子が満州にゆかなければならぬ。そのときには、第一にその戦争をすることがよいものであるか、悪いものであるかということがわかる人はありませぬが、これはすこしむずかしいことであります。