Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいかつといちまいのしゅうきょう

生活と一枚の宗教

倉田 百三

Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme

Aozora Bunko

環境と心境

心を永遠の問題に、大きな問題に、仏になるかならないかということを問題としてゆかれないはずはないと思うのであります。

それは他の信仰もそうでありましょうが、ことに浄土真宗の信仰は、自分の恥も外聞も忘れてのり出して、自分を仏の前に投げ出したところに起こるところの信仰であります。それでありますからして、その投げ出すということがどうしてできるかということになるのであります。それは投げ出しうるような環境にならなければ投げ出せない。そこがつまりむずかしいところであると思うのであります。

環境と心境

前にもトルストイと親鸞と比較してちょっと話しましたけれども、トルストイと親鸞と比較すると、私はトルストイのほうがあまいと思う。トルストイがなぜ親鸞のように現実の生活をみつめて、深刻でありえなかったかというと、それはトルストイの境遇が、親鸞のように厳粛な反省を起こさせるだけの境遇にならなかった。つまりトルストイのなかでもっとも厳粛なるところは、トルストイの自己内省の部分であると思います。トルストイが自分を批判している部分は、すこしも呵責するところなく批判しておりますから、そこに触れますと、トルストイの厳粛さにうたれますけれどもそこからのり出して、こういうようにしなければならぬ。