Japanische Klassiker mit Furigana
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme
生活の矛盾
いつそうなるかわかりませぬ。そうなりましてもそれでかまわない。でありますからしてもしもそういう懐疑、そういうことを考えていられない。自分は今日のパンをうるために、すぐにパンのことを考えなければならぬという人があるならば、それはそれでいいのであります。懐疑というものは、その精神の状態が迷わないわけにはゆかない。何がよいか、自分はどうして生きるか。そのときには、自分は善い人間になりたい。正しいことに自分の命を捧げたいということを考えうる人は、それを考えることがいちばんまじめなことであって、生に目覚めた人のしなければならぬことであります。それで私は、はじめは善い人間になりさえすればいい。善い人間になりたいということをたてますと、さて自分は何をしたらいいかということがわからないのであります。
生活の矛盾
それは今ちょっと考えてみてもすぐわかることでありますが、たとえば学生なら学生がおりまして、善い人間であるためにはどうしたらよいかというと、わからないということであります。たとえば親から学資をもらって学校へきて勉強している。これは善いか悪いか。たとえばクロポトキンの「青年への訴え」