Japanische Klassiker mit Furigana
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme
後ろを見る目というものは、単なる理屈のうえからでなく、押しているところの力である。その力がないならば、それは理屈をいっている。そういうようなものはないといって否定する。そのものがなければ私の存在もない。風がなければたこはない。たこが幾ら威張っても風の力で揚がっている。後ろの力ということを考えて、はじめて受身ということがわかってくる。ものを受身に考える。受身というと消極的のようでありますが、われわれの命は受身であるからしかたがない。このことにいったん目ざめたならば、どうしても合理的理想主義では満足できないで、法的自然主義になります。そういうようになりまして、私のこれまでの生き方というものはなるほど大きなまちがいをしておった。大きなものを考え落とした。だから私はいろいろなことを迷っている。けれども私を迷わせて、善いとか、悪いとか、私の存在を制約される、私の存在の制約者が、私を生かすように生きてゆくということを根本にしなければならぬということが、当然の生き方であります。そういうようなことをちょっとも用いずして生きようとしておった私は、大きなものを見のがしておったから、こんな困ったことになった。