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Japanische Klassiker mit Furigana

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はなとりゅう

花と龍

火野 葦平

Lesen Sie 花と龍 (はなとりゅう) von 火野 葦平 (ひのあしへい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 410.131 Zeichen · 824 Bildschirme

Aozora Bunko

炭積機問題がこじれよるけ、懇談しようちゅうんじゃ。三菱は聯合組の大得意じゃから、怒らせて、仕事をみんな共働組に持って行かれても困る。いやらしいけんど、仕方がない。聯合組の中には、おれが、あんまり、炭積機反対を強硬に主張するのを、心よう思わん者もあるし、……」

「今夜は、ちょっと、さしつかえがあるとですが……」

「そんなら仕方がないが、出られたら出てくれ。お前のいいよった労働組合の話も、出るかも知れん。大庭の親方も来なさる」

「どこでですか」

「「丸金」じゃ。五時からちゅうことになっとる」

勝則の顔に、異様に当惑した表情が浮かんだ。けれども、金五郎も、マンも、その意味には気づかなかった。

マンが、御飯を茶碗に盛りながら、

「お父さん」

「あん?」

「また、選挙なのね。あたし、選挙、大好かんわ。選挙のたび、汚い人の心の裏が見えすくけ……」

「おれだって、好きでやっとるわけじゃないよ。一ぺん出ただけで懲りたけ、止めようと思うけんど、そうもいかん義理あいが出来てなあ」

「なんか、もっとええ選挙の方法がないのか知らん? まるで、無茶やわ。お父さんが出るもんじゃけ、そして、出た以上は落ちてはならんと思うけ、一所懸命、手伝いはするけんど、選挙の間中、いやな気持が抜けん。