Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme

Aozora Bunko

このいみがわかりますか。」

「では、その自動車に怪人団のやつらが、のっていたとおっしゃるのですか。」

高橋さんがおもわず、ききかえしました。

「そうです。怪人団の首領が、のっていただろうとおもいます。」

「それを、あなたは、にがしてしまったのですか。自動車に気づいていながら、なにもしなかったのですか。」

「いや、なにもしなかったのではありません。そこにいるご用ききにばけた刑事さんは、女こじきが、ひとりの子どもこじきをつれていたことを、しっているでしょう。あの子どもこじきは、どこへいったと思います。怪人の自動車のどこかにかくれて、尾行しているのです。ひじょうな冒険です。しかし、あの少年ならだいじょうぶですよ。」

「あっ、それじゃあ、あの子どもこじきは、先生の助手の小林君だったのですか。」

ご用ききに変装した刑事が、とんきょうな声をたてました。

「そうです。小林はリスのようにすばしこくって、よく頭のはたらく少年です。こういう尾行は、おとなにはできません。からだの小さい少年でなくては、うまくいかないのです。小林はヒルのように、くっついたら、はなれませんよ。そして、怪人団の本拠まで、ついていくでしょう。