Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme

Aozora Bunko

見知らぬ少年

刑事たちは、あっけにとられましたが、もうグズグズしている場合ではありません。さきにたっていた三人の刑事が、ひとかたまりになって、いきなりカブトムシのからだに、とびかかっていきました。

すると、そのとき、じつにきみょうなことがおこったのです。カブトムシのからだが、三人の刑事の手の下で、グニャグニャとへこんでいったのです。

刑事たちは、たおれそうになるのをやっとふみこたえて、おもわず、「あっ。」と、おどろきのさけび声をたてました。

カブトムシのからだは、からっぽだったのです。中の人間は、いつのまにか消えうせていたのです。では、いま、あんな大きな声で、笑ったやつは、いったいどこへいったのでしょう。カブトムシのぬけがらが、笑うはずがないではありませんか。

見知らぬ少年

地下室には一つしか入口がありません。その入口の前には、たえず人がいました。そこからは、ぜったいに、にげられないのです。では、ほかに秘密の出入り口でもあるのかと、刑事たちは地下室のすみずみまでしらべましたが、ネズミの出はいりする穴さえありません。怪人は煙のように消えうせてしまったのです。

怪人はいったい、どんな魔法をつかったのでしょうか。