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Japanische Klassiker mit Furigana

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てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme

Aozora Bunko

老魔術師の正体

するとここにいる十二号はなに者だ。おい、おまえたち、こいつをひんむいてくれ。」

じいさんは、白いひげをふるわせて、どなりました。ふたりの男は、その命令をきくと、賢二少年をじいさんにわたしておいて、いきなり、十二号のカブトムシに、とびかかっていきました。そして、カブトムシをとらえて、しばらくもつれあっていましたが、やがて、ふたりの男の口から、おどろきのさけび声が、ほとばしりました。

「やっ、きさま、だれだっ。どこから、やって来たのだっ。」

十二号のカブトムシの、腹の中からあらわれたのは、ほかならぬ小林少年でした。

小林君は、賢二少年をかわいそうに思って、身がわりをつとめてやったのですが、十二号の身のこなしが、かよわい賢二君にしては、あまりうますぎたので、かえ玉がバレてしまったのです。そのうえ、かくれていた賢二少年までみつかっては、もうどうすることもできません。

老魔術師の正体

「ワハハハハ……、おおかた、そんなことだろうと思っていた。きさま、明智探偵の助手の小林だな。チンピラのくせに、だいたんなやつだ。よくここへしのびこんだ。うん、わかったぞ。きさま、いつもの手をつかったな。