Japanische Klassiker mit Furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme
ところが、ろうやへいって、こうしの中をのぞいて見ると、賢吉はちゃんと、その中にうずくまっている。なんだかわけがわからないのだ。みんなは、賢吉がふたりになったといっている。だが、そんなばかなことはない。どちらかが、にせものなんだ。それで、ろうやにいる賢吉をしらべようとしたが、ろうやの戸をひらくかぎがない。かぎはおまえがもっているからだ。さあ、すぐにろうやをしらべてみよう。まさか、かぎをなくしはしまいな。」
「へえ。それは、ちゃんと、ここに持っております。じゃあ、ろうやへ、おともしましょう。」
ジャックは、そういって、さきにたちました。ふくめんに黒マントの首領は、そのあとからついてきます。
ふたりは、まっ暗な岩のトンネルをとおって、ろうやの前に来ました。ジャックがかぎで、ろうやの戸をひらき、ふたりはその中に、はいりました。
みると、賢吉少年は、いわやのすみっこに、うつむいて、うずくまっています。ふたりが、はいってきても、身うごきもしません。眠っているのか、それとも、死んでしまったのではないかと、思われるほどです。
首領はツカツカと、そのそばによって、うつむいている賢吉君の頭をおさえて、グッと顔を、あおむけましたが、その顔を、一目みると、