Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
しかし、どちらにしても、あいては人間です。マユミさんは、恐ろしい人造人間にとりかこまれているよりは、どんなにましだかしれないと、思いました。
「きさまは、何者だっ。」
やみの中から、ふとい声がきこえました。西洋悪魔の声です。マユミさんは、部屋の床にころがされたまま、だまっていました。すると、こんどは部下の男の声で、
「先生、ひょっとしたら、こいつが、くせものかもしれませんよ。どうもおかしいことがあるんです。あっしはさっき、玄関のドアをあけるのに、ちょっとてまどった。そのあいだ、ふろしきづつみを石段の上においといたのです。
そのすきに、なかみをぬかれたか、それとも、べつの箱のつつみと、すりかえられたかしたにちがいない。いま思いだしてみると、そのときから、ふろしきづつみが、いやに軽くなったのです。ああ、そうだ。そうにちがいない。
先生、こいつは、敵のまわしものですぜ。まさか、明智小五郎じゃあるまいが、明智の手下にちがいない。ぶちのめして、どろをはかせましょうか。」
男は、やっと、そこへ気がついたようです。
「いや、おれに、まかせておけ。おれは、ちょっと、こころあたりもある。