Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

客席の骸骨

大テントの横手は、五十メートルもあるのですから、そのもうひとつむこうの角を、後のほうへまがるひまはなかったはずです。いくら走っても、そんな早わざができるはずはありません。テントのそとがわは原っぱですが、そこにも人かげがないのです。

骸骨紳士は、やっぱり化けものだったのでしょうか。化けものの魔法で、煙のように消えうせてしまったのでしょうか。

「わかった。あいつ、テントの下をくぐって、中へしのびこんだんだよ、そして、ぼくらを、まいてしまったんだよ。」

ノロちゃんが、すばやく、そこに気がついて叫びました。

「うん、そうかもしれない。ぼくらも、正面の入口から、中へはいって、しらべてみよう。あんな恐ろしい顔だから、すぐにわかるよ。」

井上君は、そういって、もうサーカスの入口のほうへ、かけ出していました。

客席の骸骨

ちょうどそのころ、サーカスの中では、まんなかの丸い土間に、はなやかな曲馬がおこなわれていました。テントのそとにつないであった七頭の馬が、うつくしい女の子を乗せて、ぐるぐると回っているのです。金糸銀糸のぬいとりのあるシャツを着た女の子たちは、馬の上で、いろいろな曲芸をやって見せています。