Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
」
二十面相は、気ちがいのようにわめきました。たいまつの赤い火に照らされて、西洋悪魔の顔が、赤おにのように恐ろしく見えます。
たいまつを、ぐるぐるふりまわしているその下に、一つの大きなドラムカンがおいてあります。
あっ、たいへんです。きっと、あのドラムカンは、火薬がいっぱいつまっているのでしょう。二十面相は、その中へたいまつを投げこむつもりです。そうすると、火薬が爆発して、なにもかも、こっぱみじんになってしまうでしょう。
「さあ、かくごしろ。みんないっしょに死ぬんだぞっ。」
それを聞くと中村警部も警官たちも、まっさおになってしまいました。とびかかって、たいまつをもぎとろうにも、そのひまはありません。一歩ふみ出せばあいつはきっと、たいまつを投げこむでしょう。それを思うと身うごきもできません。
「ワハハハハ……。」
なにがおかしいのか、明智探偵がいきなり笑いだしました。中村警部たちは、びっくりしてその顔を見つめます。明智は気でもちがったのではないかと、うたがったのです。
「ワハハハハ……、投げこんでみたまえ。シュッと音がして、火が消えてしまうよ。おい、二十面相、ぼくは、きみの秘密はすっかり知っているといったじゃないか。