Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
恐ろしい夢
恐ろしい夢
それから、二日めの、まよなかのことです。
正一少年は、おとうさんの笠原さんと、同じ部屋に、ベッドをならべて眠っていました。
妹のミヨ子ちゃんは、まだ小さいのだから、もしものことがあってはと学校もやすませて、台東区にある笠原さんのしんせきのうちへ、あずけてあるのです。ですから、寝室には、ミヨ子ちゃんのすがたは見えません。
この寝室は、二日まえ骸骨男が逃げこんだ、あの二階の空き部屋の隣にあるのです。やっぱり、窓には、頑丈な鉄ごうしがはめてあります。
ドアのそとの廊下には、刑事とサーカス団員が、長イスに腰かけて、がんばっています。三人の刑事と、三人の団員がかわりあって、朝まで見はりばんをつとめるのです。
これでは、骸骨男がしのびよるすきがありません。正一君はあんぜんです。たとえ見はりの目をかすめて、寝室にはいれたとしても、正一君の隣のベッドには、力の強い笠原さんが寝ているのです。正一君を、むざむざ、骸骨男の思うままにさせるはずがありません。
そのとき、正一君は、恐ろしい夢を見ていました。
うす暗い空から、豆つぶのようなものが、いっぱい、ふってくるのです。